お知らせ
IJCAD Mechanical 機能
AutoCAD Mechanicalとの
双方向データ互換を実現
IJCAD Mechanicalは、低価格でありながら機械設計に必要な基本機能を装備し、
AoutoCAD Mechanicalとの互換性も高く仕上がっています。
※AutoCAD mechanical 2013、2015形式にて双方向の互換性を実現しています。
機能
Mechanical画層管理、画層グループ
IJCAD Mechanicalの画層管理機能を使用することで、作図するオブジェクトごとに、それらが配置される画層をあらかじめ設定することが可能です。 作図するオブジェクトの種類によって画層が自動的に切り替わるため、画層を手動で切り替えるという従来の煩わしい作業から解放され、 ストレスフリーに作図を行うことができます。 また、画層グループ機能を使用すれば、エンジンやシャフトなど、まとまりとして意味を持つコンポーネントを一つのグループとして管理できます。 図面内に散らばる無数のオブジェクトの中から、特定のコンポーネントのみを選択して編集することが容易になります。
部品ライブラリ
モデルビューやレイアウトビュー、図面枠内の尺度など、CAD製図において尺度の問題は様々な要素が絡み合うため、管理が煩雑になりがちです。 IJCAD Mechanical では、 個々のオブジェクトが持つ尺度を統一的に扱います。Mechanicalオブジェクトには、 オブジェクトが挿入される空間の尺度を自動判別し、オブジェクトの表示サイズを適切に調節する機能が備わっています。 部品ライブラリを使用すれば、たとえそれが汎用CADで作成されたDWG部品であっても、Mechanicalオブジェクトライクに部品を挿入することが可能です。 部品ライブラリには、汎用CADのダイナミックブロックで作成された、JIS規格に準拠したねじ部品がデフォルトで登録されています。
はめあい一覧
はめあい一覧は、作図領域内に存在する複数のはめあい公差を整理し、一覧表として出力します。 図面上に存在するはめあい公差の把握が容易になるだけでなく、一覧内に実際の値での公差範囲が併記されるため、暗算での部品の計測が不要になります。 また、個々の寸法では細かい公差値を省略し、一覧の方に詳細を表記することで、図面の煩雑さを軽減することが可能です。
IJパーツ参照作成
IJCAD Mechanicalは、汎用CADのブロックやダイナミックブロックで作成されたDWG部品を、Mechanicalライクな部品として拡張することができる機能を備えています。 Mechanicalライクな部品は、部品表を管理しているデータベースの情報と連結します。 ダイナミックブロックの長さや径の大きさなどを変えることで、 図面上に配置されているパーツ一覧表に部品情報を反映させることができます。 汎用CADの仕組みを利用しているため、自社製の規格で作成されたオリジナル部品に対しても、 Mechanicalライクな部品としての性質を付与することが可能です。
切断線
IJCAD Mechanicalでは、切断する位置の通過点と、断面記号の指定をするだけの簡単な操作で、切断線を作成することが可能です。 作成時には、指定した切断面記号を元に、切断位置を示す断面図のラベルが自動的に作成されます。 切断線のパラメータはダイアログからより細かく設定することができます。
詳細図
詳細図ダイアログの外観がMechanicalライクに変更されることにより、より直感的な操作が可能になりました。詳細図の色や形状を変更すれば、 それらがダイレクトにプレビューに反映されます。境界線の形状や接続線の表示、 ラベルの位置など、詳細図に必要なすべての情報をダイアログから直接設定できます。
スーパーディメンジョン
スーパーディメンジョンは、一回のコマンド操作から長さ寸法、角度寸法、半径寸法、並列寸法、直列寸法などを使い分けることができる拡張寸法コマンドです。 ダイアログでは、はめあい公差や許容差の挿入、特殊記号の追加や検査の表示方法の決定、 基本単位の変更など、 様々な要素をダイレクトに寸法に付属させることができます。 汎用の寸法では実現が難しかった、微妙な角度のラインに対する水平寸法、平行寸法を的確にスナップすることや、 設定した間隔幅で寸法線を等間隔に配置することがスムーズに実現できます。
図面枠と表題欄
JIS規格に準拠した図面枠と表題欄が準備されています。カスタマイズも可能で、図面枠、表題欄を自社製の形式に合わせて作成することができます。 図面枠はモデルビューやレイアウトビューとは独立した尺度を持っており、図面枠内に配置されたMechanicalオブジェクトは、図面枠の尺度によって統一的に管理されます。 図面枠の用紙サイズを変更するに伴って尺度を変更する場合、図面枠内に配置されたオブジェクトの尺度を一斉に変更する機能も搭載されています。
機械設計に必要な基本機能
スーパーディメンジョンによるスマートな自動寸法記入
スーパーディメンジョンは、寸法記入の細かい微調整を一回のダイアログ操作だけで実現します。はめあい公差や許容差の挿入、特殊記号の追加や検査の表示方法の決定、 基本単位の変更など、一つのダイアログ上でダイレクトに決定することができます。また、寸法記入のさまざまなコマンドを、状況に応じて自動的に使い分けてくれる便利機能でもあります。 たとえば、並列に重なった寸法線の位置を自動的に認知し、設定された間隔幅の距離にスナップをとってくれるため、寸法線をスムーズに等間隔で配置することが可能です。
機械用に特化されたオブジェクトプロパティ管理
オブジェクトプロパティ設定は、Mechanicalオブジェクトのプロパティ情報を規格ごとに設定できるダイアログです。 全Mechanicalオブジェクトをカテゴリごとに分類し、一つのダイアログで表示することにより、視認性に優れ、設定と管理が容易になります。 オブジェクトプロパティ設定をしたテンプレートを用いて作図することによって、別の図面においても規格ごとのオブジェクトプロパティが反映されます。
表題欄付きの図面枠
図面枠はJISやISOなどの規格に則ったものが準備されております。カスタマイズも可能で、図面枠、表題欄を自社製の形式に合わせて作成することができます。 用紙サイズや尺度を変更すると、それに応じて図形や寸法の尺度も変更され、違和感なく図形を再配置することが可能です。
充実した下書き線ツール
下書き線(構築線)は製図には欠かせない補助ツールの一つです。頻繁に使う機能だからこそ、その操作性が製図の効率に大きく影響します。 IJCAD Mechanicalでは、リボンメニューに下書き線独自のパネルを設け、そこから表示/非表示、ロック/ロック解除、削除などのすべての操作をクリック一つで行うことができます。 下書き線は、他のエンティティと区別しやすい色で個別の画層に配置されるので、視認性も抜群です。
パワフルな機械製図記号
ダイアログ上で素早く機械製図記号を作成できます。作成した記号はライブラリに保存することができるので、必要な設定をいつでも呼び出すことができます。
詳細ビュー
視認が難しい図面の細部を任意の尺度で拡大する詳細ビューを作成することができます。作成された拡大部分図は名前の付いたブロックとして登録されるので、簡単に細部の調整を行うことができます。
部品表、バルーン
IJCAD Mechanicalでは、図面上で作成した部品のパーツ情報をデータベースに保存しています。
データベースの中から、必要な情報だけを取り出してパーツ一覧表を作成し、図面に配置することも可能です。登録された図面上の部品からはバルーンをあげることができます。 部品のパーツ情報、データベース、パーツ一覧表、バルーンはすべて同期しており、どれか一つのデータを変更すると、自動的にその他三つのデータも変更されます。 一元的なデータの管理が可能となり、部品情報管理にかかる時間が大幅に短縮されます。